なぜここにクジラが?〜町の歴史を語る〜

ー三重県・近畿日本鉄道ー(Mie Pref.・Kinki Japan Line)

だれが見てもクジラ。そんな楽しい駅舎があるのがこの近鉄富田(きんてつとみだ)駅です。
この駅には東口と西口の2つの駅舎があるのですが、クジラの形をした駅舎があるのは西口の方で、平成20年11月に完成しました。

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このクジラ駅舎、潮吹きまで再現されているという念の入れようです。鉄骨2階建てで総工費は約1億円。天窓で自然光を取り入れたり、屋根には最大で毎時5キロワットを発電できる太陽光パネルが設置されています。また、車いすでも利用できる多目的トイレも設置されているユニバーサルでエコロジーな駅舎なんです。
駅のある富田地区はかつて鯨漁を行っていたという歴史があること、そして学生の利用が多いことから、その成長を願い、体の大きなクジラのデザインを採用したそうです。

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さて、町では鯨漁を行っていたことを裏付ける「鯨船行事」(国重要無形民俗文化財)が、毎年8月14・15日に鳥出神社で行われます。町ごとに鯨船の山車を出し合い、14日は町練りが、15日は町練りと神社への奉納練りが行われ、豊漁と町の安全を祈願します。鯨を見つけてから撃ち取るまでの演技は勇壮で、一見の価値がありますよ。
三岐鉄道三岐線の乗り換え駅でもあるので、いなべ市方面や、藤原岳や宇賀渓谷へのハイカーの利用客も多くいます。また三岐鉄道は貨物列車も走っているので、珍しい機関車や貨車を見ることができて鉄道ファンにも人気です。

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■何かをモチーフに駅舎が作られている駅
濃霧地帯だけにキリタロ〜〜〜(霧太郎)笑
この駅舎のモチーフはかの有名なあの岩!
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