駅舎が2つ!1つは列車には乗れません!気をつけて!!

安善(あんぜん)駅は、工場地帯を走る鶴見線の駅です。駅の北側は住宅や学校がありますが、南側は工場しかありません。

ー神奈川県・JR鶴見線ー(Kanagawa Pref・JR Tsurumi Line)

駅舎はとても小さいですが、これは平成26年2月ごろに一部が解体されたためで、それ以前は倍くらいの大きさがありました。
旅客ホームの向かい側には立派なビルの安善駅舎がありますが、そちらは貨物専用の駅なので、そこにいっても列車には乗れないのでご注意を。

さて、この駅は、大川駅へ向かう大川支線の乗り換え駅ですが、実は大川支線はここが分岐駅ではありません。
実は、大川支線の分岐駅は隣の武蔵白石駅で、以前はそちらに大川支線のホームがあったのですが、古い車両を新しくしたときにホームのカーブがきつすぎて停まることができなくなったんです。そこで、武蔵白石駅のホームを廃止して、この安善駅が乗り換え駅になったというわけです。

ところで「安善」という駅名は人名が由来になっているんですよ。
京浜工業地帯は、大正時代に浅野総一郎が構想して海を埋め立ててできたのですが、その資金をバックアップした人物が安田善次郎。
つまり、その功労をたたえて「安田善次郎」の名をとって駅名を「安善」としたわけです。

安田善次郎は、安田財閥を築いた創始者です。東大の安田講堂や日比谷公会堂は安田財閥の寄付金で建てられたものなんですよ。
決して工場の「安全」を願ってつけられた駅名ではないのでお間違えなきように。

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■駅名の由来が「なるほどー!」なその他の駅
「歩くのも危ない」事からこの駅名に(笑)
たくさんのツバメが群がっていたそうです
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