鹿児島市を走る路面電車、鹿児島市電。その南の終着駅が、この谷山(たにやま)駅です。市の中心部とを結び、市民の重要な足となっています。
路面電車としては日本最南端の駅であることから、路面電車開業100周年事業の一環として平成24年7月に「日本最南端の電停」の標柱が駅前に設置されました。
ー鹿児島県・鹿児島市電ー(Kagoshima Pref.・Kagoshima City Kotsu)
さてこの駅、路面電車にしては珍しく、立派な駅舎がありますね。大正元年の開業以来3代目となるこの駅舎は平成8年の建築。そのデザインはなんともユニークで、子どもが口を大きく開けて笑っているようにも見えるし、昔のマンガやアニメに出てくるロボットのようにも見えます。見ると思わずニンマリ、気持ちを和やかにしてくれますね。
駅舎内には、定期券うりば、トイレ、ジュースの販売機などがあり、線路とホームをすっぽりと覆っているので、雨の日でも乗り降りが楽だと利用者にも好評。市民に愛される駅となっているんですよ。
周辺は1967年4月に鹿児島市と合併するまでは谷山市の中心部だったところで、住宅、飲食店、商店などがたくさんあってとてもにぎやかです。
JRの谷山駅とは約600メートル離れていて、徒歩で10分ほどかかりやや不便。なので、市電をJR駅のそばまで延伸することが検討されているそうですよ。
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