駅名のとおり、サッカースタジアムへの下車駅、それが鹿島サッカースタジアム(かしまサッカースタジアム)駅です。
ー茨城県・JR鹿島線ー(Ibaragi Pref.・JR Kashima Line)
昭和45年7月に鹿島臨海鉄道の「北鹿島駅」として開業。昭和60年3月に鹿島臨海鉄道・大洗鹿島線(水戸−北鹿島)が開業し、鹿島神宮−水戸間に旅客列車が運行開始されたのですが、北鹿島駅は旅客を扱わない貨物駅のままでした。
その後、Jリーグ・鹿島アントラーズの本拠地として平成5年5月に北鹿島駅のすぐ近くにカシマサッカースタジアムが完成、同スタジアムで初のJリーグ公式戦が開催されました。ところが、そのとき北鹿島駅はまだ旅客扱いに対応できておらず、サッカーの観客は鹿島神宮駅および鹿島大野駅からバスで移動という不便を強いられていました。
その不便を解消するため、平成6年3月、念願の北鹿島駅の旅客営業が開始され、駅名も「鹿島サッカースタジアム」となったのです。
スタジアムは駅からわずか300メートル。サッカーの試合がある日のみの営業で、普段は列車が駅に停車しても、お客は乗り降りできないんです。
JRの駅ですが、この駅には鹿島臨海鉄道の列車しかやってきません。臨時駅であるというほかに、そういう意味でも変わった駅なんですよ。
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