浜名湖のほとりにある、片流れ屋根のちょっと変わった形の駅舎、これが浜名湖佐久米(はまなこさくめ)駅です。駅舎内には喫茶店「かとれあ」が営業しています。
昭和13年4月に国鉄二俣線の佐久米駅として開業。昭和62年3月に天竜浜名湖鉄道に転換され、駅名が「浜名湖佐久米」に改称されました。
ー静岡県・天竜浜名湖鉄道ー(Shizuoka Pref.・Tenryu Hamanako Railroad)
さてこの駅は、冬に限り全国的に有名になった、驚きのある現象が起こるんです。
それは、ユリカモメの大群。毎年冬の時期、12月から3月にかけて、ホームのすぐ前にある浜名湖から駅にやってくるんです。地元の方が餌付けをして数が増え、現在では数百羽にも及ぶそうですよ。
列車の到着時間に合わせてえさを与えていて、午前10時半ごろにはユリカモメの数がピークに達します。喫茶店「かとれあ」ではユリカモメのえさを売っていて、自分の手で直接えさを与えることもできるんですよ。ただし、遅めの時間に行くとユリカモメの集まりが悪くなるようなので要注意です。
いまではそのことが全国的に知られるようになり、遠方からも多くの見物客が訪れるほどになっています。
ユリカモメが見られるのは冬だけなのですが、浜名湖の眺めは美しく「かとれあ」での食事も楽しめるこの駅、冬以外の季節でもおすすめです。
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