飯田線の山間部、東栄町にこの東栄(とうえい)駅はあります。
ー愛知県・JR飯田線ー(Aichi Pref.・JR Iida Line)
列車で駅に着くと、思わずギョッ。なんと鬼がこちらを睨みつけているではありませんか。そう、東栄駅の駅舎は鬼の顔をしているのです。なぜ鬼の顔をしているのでしょうか?
これは地元に伝わる伝統芸能「花祭り」の鬼の面を形どっているんです。
「花祭り」は神人和合・五穀豊穣・無病息災を願い、毎年実施され、今年は11月中旬から大きく11エリアで開催され1月に布川でフィナーレを飾ります。町の住人が鬼の面を着け、太鼓や舞いを夜通し行なうお祭りです。室町時代から続く700年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されているんです。
駅前には「花祭り」に登場する等身大の赤鬼・青鬼が展示されているので、祭りを見られないときは、これでその迫力を感じることができますよ。
東栄町の役場へは約10キロ、駅前からバス15分。役場付近には「花祭り」の会場や、露天風呂のある「とうえい温泉」があります。
さて、この鬼の顔をした駅舎は平成4年2月に改築されたもので、併設されている「ふるさと文化交流館」には、地元の観光案内や特産品の展示が行われています。また、平成23年5月には駅舎内に喫茶店「ちゃちゃカフェ」がオープン。軽食をとりながらの列車待ちもいいですね。
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