どうです、この駅舎、とてもカラフルでしょう? この越中中川(えっちゅうなかがわ)駅の駅舎は、外見からは想像もできませんが、実は昭和4年建築の古い木造駅舎なんです。
ー富山県・JR氷見線ー(Toyama Pref.・JR Himi Line)
付近には高校が多く、学生の利用が多い駅です。なんとこの駅の利用客の90パーセント以上が高校生なんです。
カラフルな駅舎の絵は駅の近くにある学校のひとつ、富山県立高岡工芸高校デザイン科の生徒による作品です。平成13年7月に最初のペイントが施されましたが、年月を経て色褪せてきたことから、平成21年8月に現在のデザインに描きかえられ、鮮やかさを取り戻しました。かわいらしくほのぼのとしたこの絵は、心が和みますね。
さて学生ばかりのこの駅、普通の旅行客には利用価値がないのでしょうか? いえ、そんなことはありません。
駅からわずか300メートルのところに高岡古城公園があるんです。
加賀前田家二代当主、前田利長が築いた高岡城の城跡を公園として開放したもので、国の史跡公園に指定されています。公園面積の約3分の1を占める水濠には、お濠めぐりの遊覧船が運行されているんですよ。
また、公園内には無料の動物園があって、フラミンゴやペンギンなどの小動物を中心に飼育されているんです。ウサギやテンジクネズミなどに直接ふれられるコーナーもあり、お子さんでも楽しめますよ。
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