六角形の2つの塔があるメルヘンチックな建物、これが若狭本郷(わかさほんごう)駅です。
ー福井県・JR小浜線ー(Fukui Pref.・JR Obama Line)
この駅舎のデザイン、なにかいわくがありそうですね。お察しの通り、この駅舎がここにあるのには、ちょっとおもしろい経緯があるんです。
平成2年に大阪の鶴見緑地で国際花と緑の博覧会が開催されました。その会場でSL義経号がドリームエキスプレスとして「風車の駅」と「山の駅」の間を運行したのですが、そこで使用された「風車の駅」を博覧会終了後の平成3年に移築したのがこの駅舎なんです。
高さは約15メートル。「風車会館」という愛称がつけられ、駅の施設とともにおおい町観光協会が同居しています。おおい町観光協会では、観光スポットや宿泊施設、特産品の紹介などをしてくれます。
なお「風車会館」という愛称は、博覧会会場で風車の丘の近くにあったからつけられたもので、この建物に風車があるわけではないのであしからず。
ちなみにこの駅舎、中部の駅百選に選定されています。
そして、駅裏にある「情報交差点ぽーたる」には、博覧会で運行されたSL義経号が展示されています。また、鉄道パノラマ模型や軽食コーナーがあり、町の特産品も数多く取り揃えられているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
関連記事
関連サイトの最新記事