とにかく狭い。上八木(かみやぎ)駅にやってきた人はだれもがそう思うことでしょう。待ち合いスペースはないといってもいいほど。最近になって自動改札機の設置や、バリアフリー化による駅舎の部分解体が行われ、狭さに磨きがかかっています。
ー広島県・JR可部線ー(Hiroshima Pref.・JR Kabe Line)
ホームも以前は3両分の長さしかなく、4両編成の列車の1両はドアが開きませんでしたが、ホームの延長工事により平成20年3月15日にようやく4両編成の列車でも全てのドアが開くようになりました。
さて、駅舎ですが、これでもかつては有人駅だったので切符売場があったのです。いまはそこは板で塞がれ、そんなものがあったとはだれも気がつかないでしょう。駅は昭和28年11月に、太田川の改修に伴う線路移設により0.4キロ広島方の現在地に移転してきました。片流れ屋根というこの駅舎の形状は、昭和20年台に造られた駅舎に多いということから、その移転時に造られた駅舎だと思われます。
ほんとに小さな駅舎なのですが、前面を高くすることによって大きく見せようとしているのでしょう。床面積は小さいですが、天井が高いので圧迫感はさほどありません。駅舎を正面から見ていると、なんだか背伸びをしているようで可愛らしく思えてきますね。
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