広大な田園風景がひろがるなかにある片面ホームの小さな駅、それが白兎(しろうさぎ)駅です。
ー山形県・山形鉄道ー(Yamagata Pref・Yamagata Railway)
開業は平成元年12月。「しろうさぎ」とは女性ウケを狙ったような駅名ですが、これは駅のある一帯の昔からの地名で、このあたりでは古くから神の使いとして白兎を崇めているそうです。
さて、この駅のホームにある小さな待合室には、駅名にちなんで大きなウサギの耳が描かれているんです。ホーム側に描かれているのは列車の乗客から見えるようにとの配慮なのでしょう。ただ、ホームが狭いので見づらいのが難点。色も淡いので、どうせなら濃い色でくっきりと描いた方が目立ってよいのでは?
沿線は熊野大社の三羽のうさぎ伝説、宮内駅のうさぎ駅長など、うさぎに縁の深い路線です。この白兎駅もそのひとつで、待合室にも木製のうさぎの置物が置かれているんですよ。
山形鉄道ではうさぎ駅長をはじめ、列車の車体に「うさぎとかめ」の物語を描いたり、駅や車内でのグッズの販売をするなど、アイデアをいろいろと考え、集客に頑張っているので応援したくなりますね。
ちなみに、平成16年に公開された、女子高校生がバンドを組んでジャズを演奏する青春映画「スウィングガールズ」のロケ地としてこの駅が登場しているんですよ。
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