これが駅舎? と思わず疑うような極小駅舎、これが船町(ふなまち)駅の駅舎です。駅舎内は2、3人も入れば身動きができなくなるようなスペースしかありません。それでもきっぷ売場のあるれっきとした「駅舎」なのです。現在は無人化されて、きっぷ売場は閉鎖されているのが残念です。
ー愛知県・JR飯田線ー(Aichi Pref・JR Iida Line)
昭和2年6月に豊川鉄道の「新船町駅」として開業。昭和18年8月に国有化され「船町駅」に改称されています。駅舎は昭和34年12月改築。
この駅、おもしろいことに、名鉄と線路を共有していて、JRだけでなく名鉄の列車も頻繁に通過するので、鉄道ファンにはたまりません。ただし、ホームはたいへん狭いので、通過列車には要注意。
なお、JR東海道本線が並走していますが、そちらにはホームがありません。
そして、船町駅のホームからは、西側の地上にヤードが見えます。これはJR貨物の「豊橋オフレールステーション」というコンテナを取り扱う貨物駅です。
平成10年までは貨物列車が走っていましたが、現在は輸送はすべてトラックに切り替わっています。それでも雑草に埋もれながらもレールは残っていて、鉄道貨物が華やかだった過去を偲ばせています。
極小駅舎、名鉄と線路を共有、貨物駅、と興味の尽きない駅ですね。
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