世界遺産の玄関口!ミニチュア版ですが威厳あり!!

世界遺産・仁和寺への玄関駅、それが御室仁和寺(おむろにんなじ)駅です。
開業は大正14年11月。平成19年3月に「御室」から「御室仁和寺」に駅名が改称されました。寺社風の外観は、いうまでもなく仁和寺への下車駅ということを意識したものです。

ー京都府・京福電鉄ー(Kyoto・Keifuku Electric Railroad)

駅舎は一見立派に見えますが、予想外に小さくまるでミニチュアのよう。仁和寺の玄関口として、本物に遠慮しているかのようです。とはいえ、路面電車の駅にしては凝った造りで、小さいながらも威厳を感じさせます。
駅の入口の看板は旧字体を使った右書きで「驛室御」と書かれています。これは駅名改称前から使われているものなのですが、寺社風の駅舎の造りにとてもマッチしていますね。

駅舎には改札口や出札口もありますが、無人駅のため通常は使用されていません。ただし、仁和寺でイベントがあり、駅が混み合うときは駅員さんがやってくるんです。
そして、駅の正面には仁和寺の二王門が構えています。その距離わずか200メートルたらず。仁和寺は宇多天皇が仁和4(888)年に創建。「御室御所」と呼ばれ、金堂(国宝)、中門(重要文化財)、五重塔(重要文化財)、観音堂(重要文化財)など、多くの歴史的建造物があり、京都観光には欠かせない施設のひとつになっています。なんといっても世界遺産ですので、行ってみて損はありませんよ。