西脇市は「日本のへそ」と呼ばれています。そんな場所にあるのが日本へそ公園(にほんへそこうえん)駅です。
ー兵庫県・JR加古川線ー(Hyoto Pref・JR Kakogawa Line)
「日本のへそ」は、大正12年に旧陸軍参謀本部陸地測量部により北緯35度と東経135度の交点が「日本の中心点」と確定されたことが始まりです。
もともと中心地点を含む敷地には、岡之山公園があったのですが「日本のへそ」をアピールするためにその公園を整備し、昭和58年1月に日本へそ公園としてオープン。さらにその公園内に昭和59年10月に地元出身の芸術家、横尾忠則氏の作品を展示する岡之山美術館が開館しました。
そして、いよいよ昭和60年7月に、臨時駅として公園内に「日本へそ公園駅」が開業したのです。
駅は片面ホームだけの小さな無人駅ですが、駅前には前述の岡之山美術館、ほかに大正8年に発見された経緯度の交差点、経緯度をテーマにした科学館「テラ・ドーム」、科学の原理を使った遊具のそろった「宇宙っ子ランド」など充実した施設があります。毎年8月には「へその西脇・織物まつり」も開催されますよ。
ただ、開業時はそのユニークな駅名が話題になった「日本へそ公園駅」も現在は鉄道での利用者が少なくなってしまいました。この駅に来るときはぜひ鉄道でどうぞ。
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