町の復興を願っています!!(>_<) 復興を願い見守る駅舎♪

このロールケーキのような丸い建物が志津川(しづがわ)駅の駅舎です。

ー宮城県・JR気仙沼線ー(Miyagi Pref・JR Kesennuma Line)

志津川町の玄関口として昭和52年12月に開業。当時は、駅前にはタクシーが常駐し、周辺には多くの住宅や商店がありました。
平成17年10月、志津川町は平成の大合併により南三陸町に名称を変更します。
さて「南三陸町」と聞いてピンと来るのが、平成23年3月に発生したあの東日本大震災。大津波により町は甚大な被害を受け、駅舎も流失してしまったのです。
懸命な復旧作業の結果、平成24年8月にBRT(バス・ラピッド・トランジット)、つまりバスにより駅の営業が再開されました。しかし、駅周辺は津波でほぼすべてが流されてしまい、人通りもほとんどない状態。

そこで、平成24年12月、約1キロ離れた「南三陸さんさん商店街」のある場所に駅を移転、現在の駅舎が新築されたというわけです。
駅舎の丸い形は、絆、人と人との出会い、絆と絆とを結びつける縁(円)をキーワードに『地域の人と地域とともに生きる駅』をコンセプトとしたもの。
そして、駅のすぐそばにある「南三陸さんさん商店街」は南三陸町の復興商店街で30の店舗があるんです。駅の移転で便利になった商店街、復興の支援のためにもぜひ訪れてみてください。