八街(やちまた)駅の開業は明治30年5月。駅舎は平成16年4月改築の橋上駅舎です。
さてこの曲線を描いた駅舎、なにをイメージしているのでしょうか?
ー千葉県・JR総武本線ー(Chiba Pref・JR Soubu Main Line)
八街駅のある八街市は日本一の落花生生産地です。日本の落花生の生産量の約8割が千葉県で、さらにその大半が八街産なんです。
というわけで、駅舎のデザインは八街の「八」と特産品である落花生の曲線をモチーフにしているんです。
市内には約50軒もの落花生専門店があり、ご当地ゆるキャラも「ピーちゃん・ナッちゃん」「ぼっちくん」と、いずれも落花生をモチーフとしたもの。さらに北口の駅前広場には落花生のモニュメントが設置されているなど、まさに落花生の町なんです。
駅の南300メートルのところには「けやきの森公園」があり「ピーナッツの道」と呼ばれるデコボコした道があります。芝生や樹木などの自然が豊かで、のんびりと散歩するのによいところです。夏まつりでは模擬店が出て、納涼おどりやゲーム大会などのイベントが行われるんですよ。
地名の由来は、明治5年に明治新政府の手により開墾が行われたときに、8番目に開墾されたことがもとになっています。「やちまた」は、道がいくつにも分かれている所という意味があり、交通の要衝として発展することを願って付けられたものなんですよ。
関連記事
■特産物がモチーフになっているその他の駅
関連サイトの最新記事