恋山形(こいやまがた)駅の開業は平成6年12月。駅名は「因幡山形」とする予定でしたが、地元の要望でお客が来るように「来い」と「恋」をかけて「恋山形」になりました。
ー鳥取県・智頭急行ー(Tottori Pref・Chizu Express Company)
開業当初は駅には特別な装飾もなく、普通のローカル駅でした。1日の平均利用客もわずか2人だったそうです。
そんな恋山形駅が平成25年6月に大変身。駅名に「恋」がついていることにちなんで、なんと、駅全体がピンク色に塗られ、おまけにハートマークで埋め尽くされたのです。
ゴミ箱や椅子もピンク! 駅名標もハートマーク! 鉄道むすめの「宮本えりお」ちゃんも登場! しかもそれだけでなく、さらに仕掛けが!
それは、駅の入口にあるハートのモニュメントの「恋」の字に、願い事を書いたハート型の絵馬をはめると恋が叶うというもの。モニュメントの周りにはたくさんの願をかけた絵馬がかけられています。一定の期間が過ぎると縁結びの神様がいるという鳥取市の白兎神社へ奉納されるので、単なるパフォーマンスではなく、ちゃんとご利益がありそうです。ハート型絵馬は智頭駅または智頭急行のサイトで400円で購入できるそうですよ。
この、駅をピンクにした効果で利用客が増加。平成26年3月には一部の普通列車の停車時間を約5分にして乗客の絵馬奉納タイムを確保、たいへん喜ばれているそうです。
素敵なプロジェクトですよね!!