とても立派に!市民に愛される豪華駅舎♪

まるで西洋のお城のようにも見える6階建ての豪華な建物。なんとこれ、赤平(あかびら)駅の駅舎なんです。

ー北海道・JR根室本線ー(Hokkaido・JR Nemuro Main Line)

赤平はかつて石炭産業で栄えた町で「石炭のまち」としての歴史は、大正7年に茂尻炭礦が開鉱したことにより始まりました。
その後も次々と炭鉱が開鉱して人口も増加、昭和29年には市政施行し「赤平市」が誕生したのです。
最盛期の昭和30年代には約6万人まで人口が増えましたが、その後は徐々に石炭産業は衰退し、現在の人口は1万1千人ほどに減っています。
駅もかつてはかなりの貨物取扱量があり、日本一の石炭発送量を誇っていた時期もありました。しかし、現在は貨車もほとんどいなくなり、往時の繁栄を忍ばせる広い構内はひっそりと静まり返っています。列車本数も多くなく、日中には4時間近く列車が来ない時間帯もあるほど。

そんな赤平駅が、総工費約18億円をかけ現在の駅舎に改築したのは平成11年10月。「交流センターみらい」との合築駅舎に生まれ変わったのです。
6階建てというのは北海道内の駅舎としては札幌駅に次ぐ高層建築なんです。内部には駅の施設のほか、和室、研修室、多目的ホール、ギャラリーなどがあり、赤平市の公共拠点施設としてさまざまな催し物が行われ、市民に愛される駅舎になっているんですよ。