まるで童話に出てくるような美しい建物、これがJR高畠(たかはた)駅です。
高畠町は「泣いた赤おに」などを創作した童話作家、浜田広介の出身地です。浜田広介は「日本のアンデルセン」と呼ばれていたということから、駅舎も童話をイメージしたデザインになっているんです。
ー山形県・JR奥羽本線ー(Yamagata Pref・JR Ou Main Line)
山形新幹線の建設に伴い、平成4年9月に改築されたこの駅舎は、実はただの駅舎ではありません。
なんと、駅舎内に町営の「まほろば温泉・太陽館」があるんです。
「まほろば」とは周囲を山々で囲まれた、実り豊かで美しく住みよいところという意味で、この地を表現するのにぴったりのことばとして、さかんに使われているんです。
さて、駅舎の温泉「まほろば温泉・太陽館」ですが、入浴料金は大人300円・小人100円で、午前7時〜午後10時まで営業しています。隣接しているJR直営のホテル「フォルクローロ高畠」に宿泊すると、温泉は無料で入り放題になるんですよ。
ところで、かつてこの駅からは、山形交通高畠線が分岐していたんです。昭和47年11月に廃止されてしまいましたが、その路線にあった旧高畠駅は今も残されていて、地元産の高畠石を使った2階建ての重厚な造りの駅舎なんです。平成28年に登録有形文化財に答申されたほどの名駅舎で、一見の価値ありです。JR高畠駅でレンタサイクルを借りて来るのがおすすめですよ。
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