良質な米がとれることで評判の赤村にある赤(あか)駅は、平成15年3月に開業した新しい駅で、駅舎は開業時と同時に建てられたものです。駅前の高台に赤村役場があります。
ー福岡県・平成筑豊鉄道ー(Fukuoka Pref・Heisei Chikuho Railway)
駅舎には「高齢者能力活用センター」が併設され、高齢者の方々の豊かな知識・経験や、工芸品や果実の加工などの熟練した技能の活用の推進をはかっています。
さて、駅前には2本の溝が延々と続いていますが、いったいこれは何だと思いますか?
なんとこれ、トロッコのレールなんです。国鉄油須原線の廃線跡を利用して敷かれました。
油須原線は、戦後間もないころに、筑豊地区で産出された石炭を運ぶために計画された路線でした。工事は順調に進められましたが、そのうちに石炭産業が衰退し、国鉄も赤字が増えていったことから、完成間近に工事は中止され、油須原線が日の目を見ることはなかったのです。
その幻の路線が、多くの方々の協力によって平成15年10月に観光鉄道として復活したんです。それが「赤村トロッコ油須原線」です。
駅舎には「赤村トロッコ油須原線事務所」も併設され、平成17年7月からは、村民を主体とするボランティア「赤村トロッコの会」が、冬期を除いて月に1度のペースでトロッコ列車を運行しています。グッズなどの販売も行われて多くの家族連れなどに喜ばれているんですよ。
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