素晴らしい伊勢湾の景色です!1年に4本のみ運行〜〜

池の浦シーサイド(いけのうらしーさいど)駅は、駅名のとおり、シーサイド、つまり海岸にある駅です。ホームの下はすぐ海になっているんですよ。

ー三重県・JR参宮線ー(Mie Pref・JR Sangu Line)

開業は平成元年7月。片面ホームの無人駅です。海水浴客のために設けられた臨時駅で、列車が停車するのは夏だけなんです。
開業当初は停車列車も多く、ゴールデンウィークにも列車が停車していたのですが、海水浴場まで2キロ近くも離れていることが災いしてだんだんと利用客は減り、平成27年に列車が停車したのは7月・8月の4日間、1日に上り下り合わせてわずか4本のみでした。

こんな駅ですが、ホームから眺めることのできるおだやかな伊勢湾の景色はたまりません。そのすばらしさは、近くに立派なリゾートホテルもあるほどなんですよ。

さて、営業日数が少ないこの駅は、訪問難易度が高く、鉄道ファンや駅舎ファンの注目度の高い駅なんですが、どうやって来ればよいのでしょうか?

時刻表やネットで営業日を調べて列車で来るのがいちばんですが、非営業日に来るには、隣の松下駅または近鉄池の浦駅から徒歩で来るという方法があります。距離はどちらの駅からも約1.8キロです。でも、いちばん楽なのは「伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす」の利用です。駅から約300メートル離れたところに池の浦バス停があり、鳥羽駅との間をほぼ30分に1本の間隔で運行しているので便利ですよ。