最近改築したばかりの真新しい駅舎!彫刻屋台のイメージ♪

人口約10万人の鹿沼市の代表駅、それが鹿沼(かぬま)駅です。

ー栃木県・JR日光線ー(Tochigi Pref・JR Nikko Line)

駅舎は平成26年3月改築。天を刺すような高い屋根は、鹿沼市の伝統行事の「ぶっつけ祭り」の彫刻屋台をイメージしています。また、壁が木目調になっているのは、木工のまちをアピールするためだそうです。

「ぶっつけ祭り」とは、毎年10月の第2土・日曜日に行われる鹿沼今宮神社の例大祭のことです。その鹿沼今宮神社は駅からまっすぐ1.5キロ。延暦元(782)年の創立で、県文化財に指定されている朱塗りで優美な拝殿と細かい彫刻が素晴らしい本殿は一見の価値ありです。病気平癒・縁結びにご利益があるそうですよ。
さて、「ぶっつけ祭り」ですが、慶長13(1608)年に始まったとされ「動く陽明門」とも呼ばれる豪華な彫刻屋台27台が鹿沼の街を練り歩きます。

江戸時代に造られたものが修復を繰り返しながら現在に受け継がれているものも多いそうです。「ぶっつけ」は複数の彫刻屋台が交差点などで披露するお囃子のことで、その激しい競い合いは迫力満点。平成15年に国の重要無形民俗文化財に指定されたほどなんです。ぜひいちどは見てみたいですね。でも、彫刻屋台は見たいけど、祭りの時期に行けないよ、という方、ご心配なく。
平成24年4月に、駅の北側に屋台蔵が完成したんです。この中には、上野町の彫刻屋台が組み立てたままの状態で保存されているんです。大きな窓が付けられているので、外からでも屋台を見ることができますよ。