川沿いに並ぶ白壁の風情ある町並みで知られる「美観地区」を有する倉敷市の代表駅、それがこの倉敷(くらしき)駅です。
ー岡山県・JR山陽本線ー(Okawaya Pref・JR Sanyo Main Line)
駅舎は3階建て、2階には駅施設のほか、両隣りのデパート・ホテルに直結するペデストリアンデッキがあります。
このようにとても立派な駅舎なのですが、実はこれでも昔に比べるとずいぶん小さくなったんです。
この駅舎が建設されたのは昭和58年。当初はなんと8階建てで、ホテルとショッピングセンターが営業し、とてもにぎわっていました。平成9年7月には北口にチボリ公園が開園し、にぎわいはピークに。
ところがその後、観光客はバスやマイカーの利用が主流となり、鉄道利用者が減ったためホテルの利用客が減少。平成20年末にはチボリ公園も閉園となり、そのあおりを受けて平成22年11月末日でホテルは廃業、ショッピングセンターも平成22年12月末日に閉店してしまいました。
こうして、ホテル・ショッピングセンターが撤退した駅ビルは3階以上が解体されてしまったのです。
しかし、暗い話ばかりではありません。
北口の駅前に巨大ショッピングモールの「Ario倉敷」と「三井アウトレットパーク倉敷」が平成23年にオープンしたこともあって、にぎやかさを取り戻しているんです。もともと観光資源に恵まれた魅力ある駅なのでこれからもがんばって欲しいですね。
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