杉の生産量日本一!いろんな賞を受賞している駅です♪

温暖な気候の宮崎県は杉の生産日本一。なかでも日向市をはじめ、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の1市2町2村を流れる耳川の流域で育った杉の品質は、加工し易く色合いも良いと全国でも評判です。

ー宮崎県・JR日豊本線ー(Miyazaki Pref・JR Nippo main Line)

そんな杉の文化が息づく町、日向市の玄関口がこの日向市(ひゅうがし)駅です。

平成18年12月の高架化とともに建築されたこの駅舎の特徴、それはいたるところに地元産の杉材が使用されているということなんです。

とくに屋根の梁は曲線を描いた形にして強度を持たせることにより、ホームに柱を立てずに駅舎全体を覆う杉材の大屋根を造ることができたそうです。

しかし、この駅がとくに素晴らしいのは駅前広場です。
西都原古墳群をモチーフにしたという芝生広場「ひむかの杜」には、杉材で造られたベンチや、井戸水を利用したローコストな噴水があり、ひろびろとした芝生を気持ち良く散歩をしたり休憩をしたりするのに最適です。

イベントステージもあり、日向市最大のイベントである「日向ひょっとこ夏祭」をはじめ、市民による数々のイベントも開催されるんですよ。
この駅舎と駅前広場は、林野庁長官賞、国交省鉄道局長賞、九州建築賞建築部門作品賞優秀作品、構造デザイン賞、ブルネル賞など数々の名誉ある賞に輝いていて、市民の地域活動が活性化し、衰退していた駅前に活気が戻ってきたというのも納得ですね。