コウノトリの自然放鳥やカバンの生産で知られる豊岡市の代表駅、それが豊岡(とよおか)駅です。日本三景のひとつ天橋立を通る京都丹後鉄道が分岐しています。
ー兵庫県・JR山陰本線ー(Hyogo Pref・JR Sanin Main Line)
駅舎は、平成23年2月に改築された橋上駅で、1階には売店、喫茶店、観光協会などが、2階には改札口、みどりの窓口、待合室などが設置されています。2階からは向かいにあるデパートへ通路で直結しています。
南側に立派なバスターミナルがありますが、ここはかつて橋上化前の駅舎が建っていたところなんですよ。
ところでこの駅舎、とてもへんな形をしていますが、いったいなにをイメージしているのか分かりますか?
実はこれ、コウノトリと柳行李をイメージしているんです。
豊岡市は国の特別天然記念物であるコウノトリの保護や増殖の取り組みをしていることから、屋根の形はコウノトリの羽ばたく姿をイメージしているそうです。
また、江戸時代から柳行李(カワヤナギの枝で編んだ衣装などを入れておく箱)の生産が盛んだったことから、壁面の格子柄は柳行李をイメージしているそうですよ。
鉄道部があるため構内は広く、自由通路からは何本も敷かれたレールの上で出番を待っている列車を見下ろすことができるんです。
雪国にしかいないラッセル車も見ることができるので鉄道ファンにはたまりませんね。
関連記事
■何かをモチーフに駅舎が作られている駅
関連サイトの最新記事