無駄に動かさないで〜運行費用は住民が〜〜>_<

山梨県にある四方津(しおつ)駅は、東京近郊の駅としては数少なくなってしまった昔ながらの駅です。都心への通勤客も多いんですよ。

ー山梨県・JR中央本線ー(Yamanashi Pref・JR Chuo main Line)

駅の開業は明治43年12月。駅から北西に約2キロのところにある大野貯水池の建設工事の資材を輸送するために開業したそうです。古そうな駅舎は開業時のものである可能性も高い貴重なものです。
さて、この駅の近くには有名なある施設があるんです。

駅に着くと北側の山の斜面にガラスのドームが見えます。車内からも見えるので気になる人も多いのではないでしょうか。
これは「コモア・ブリッジ」というもので、地上と山の上に造成されたニュータウン「コモアしおつ」とを結んでいます。内部はエスカレーターと斜行エレベーターになっているんですよ。
斜行エレベーターとは文字どおり斜めに動く珍しいエレベーターのことで、この「コモア・ブリッジ」は平成3年10月竣工、長さは210メートルあり、日本一の長さを誇っています。

山の上の「コモアしおつ」には公園、小学校、飲食店、スーパーマーケット、クリニックや歯科などがあり、ひとつの町を形成するほどの規模なんですよ。
この「コモア・ブリッジ」にはだれでも乗ることができますが、運行費用は地元住民が負担しているんです。つまり、あくまでも地元住民のためのものだということを忘れてはいけません。騒いだり、無駄にエレベーターを動かさないなど、マナーを守ってくださいね。