駅舎は人の交流・人の輪を願ってイメージされています

東京湾に面している人口約6万人の工業都市・袖ケ浦市の代表駅がこの袖ケ浦(そでがうら)駅です。

ー千葉県・JR内房線ー(Chiba Pref・JR Uchibo Line)

駅舎は平成26年10月に改築された橋上駅舎です。
旧駅舎が老朽化していたことと、駅の北側の田園地帯に新しい住宅地ができることから、新駅舎が建設されました。

さてこの駅舎、ごらんのとおり、円形という珍しい形をしているんです。これは南側の今までの住宅地と、北側の新しい町との交流を願って「人の輪」をイメージしているそうです。
ですが、円形の理由はそれだけではありません。いったい何だと思いますか?

この駅舎の形は、なんと袖ケ浦市の市章を模しているんです。マンホールに描かれている市章を見るとたしかに丸い形をしていますね。この市章は、市内の中学校全生徒から募集したもので、袖ケ浦市の「ソデ」の字をデザインしたものだそうですよ。

ところで、駅の北側が開発された理由ですが、それは東京湾アクアラインに近いからなんです。
駅から南に約1.5キロのところにある袖ケ浦バスターミナルから東京湾アクアライン経由のバスが発着しています。そこから川崎行きのバスに乗ればわずか10分で海に浮かぶパーキングエリアとして有名な「海ほたる」へ行くことができますよ。ただし、早朝・夕方以降の便や、川崎行きではない便は「海ほたる」には停まらないのでご注意を。