小ぶりながらもナイスなデザインのこれが、並河(なみかわ)駅の駅舎です。
ー京都府・JR山陰本線ー(Kyoto Pref・JR Sanin Main Line)
京都市のベッドタウンで、きれいな駅前ロータリーがあり、周辺にはマンションや飲食店も多く、にぎわいが感じられます。
しかし実は、現在のように発展したのは平成になってからなんです。それまでは、周辺は田畑ばかりで、普通列車でも駅に停まらないものがあったほどなんです。
現在の駅舎がここに建てられたのは平成元年3月。それまでは、京都方に約120メートルほど行ったところに駅がありました。当時はホームは片面のみ。つまり、列車の行違い設備を新設するために現在の場所に駅を移転したというわけです。
さて、駅のホームに立って京都方に目を向けると、そこに見えるのは「新幹線」? 気になってその場所に行ってみると「鉄道歴史公園」と書かれたモニュメントと並河駅の旧駅舎のイラストが書かれた説明板が立っています。
そう、そこは移転前の並河駅があった場所なんです。
その旧駅の跡地を利用して整備されたのが「鉄道歴史公園」で、そこには0系新幹線の先頭部分と、DD51ディーゼル機関車が展示されています。各車両の説明板も設置されていますよ。
0系新幹線は駅前の自治会事務所でカギを借りれば車内も見学できるそうです。規模は小さいですが、列車の待ち時間のちょっとした暇つぶしにちょうどいいですね。
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