弘法大師のふるさとの駅!日本最古かも?!

香川県善通寺市は、真言宗の開祖・弘法大師空海の生誕地として知られ「弘法大師のふるさと」といわれています。

ー香川県・JR土讃線ー(Kagawa Pref・Dosan Line)

その弘法大師が生まれたとされる807年創建で、四国八十八箇所霊場の第七十五番札所の総本山善通寺は、駅前をまっすぐ約1.5キロ進んだところにあります。
そんな善通寺市の代表駅がこの善通寺(ぜんつうじ)駅です。

さてこの駅舎、見るからに威厳がありますね。それもそのはず、なんと明治22年の開業時から改修を繰り返しながら現在まで使われ続けている駅舎なんです。
現役の駅舎で日本最古といえば、明治19年1月に建築されたとされる武豊線の亀崎駅が思い浮かびますが、明治28年に火災に遭い翌年再建したとの記録もあるので、それが本当だとすれば、明治22年3月築のこの善通寺の駅舎が日本最古ということになるんです。

大正11年に善通寺陸軍第11師団の特別大演習に合わせて、車寄せが増築されるなど大規模な改修が行われまたそうですが、いずれにしろ、たいへん貴重な駅舎であることには変わりなく、平成14年に国の登録有形文化財に、平成21年に近代化産業遺産に認定されているんですよ。

駅舎内には平成26年11月にセブンイレブンKiosk がオープンし、駅舎の外観とは不釣合いな感じもしますが、お菓子や弁当類はもちろん、銘菓や名産品も扱っているので、旅行客にとっても便利ですよ。