ー京都府・叡山電鉄ー(Kyoto Pref.・Eizan Electoric Railway)
鬱蒼とした木々に覆われた豊かな自然の中にある古色蒼然とした木造駅舎。これが、鞍馬(くらま)駅です。
叡山電鉄鞍馬線の終着駅で鞍馬寺参拝の下車駅です。
駅舎は昭和4年12月に建てられた入母屋様式で寺院風の木造建築。周囲の風景によくマッチしたたいへん雰囲気の良い駅舎で、第一回近畿の駅百選に認定されています。
駅舎内も天井が高く落ち着いた雰囲気で趣があります。
普段から鞍馬寺への参拝客でにぎわうのですが、紅葉のシーズンにはとくに混雑するそうで、改札は多くの利用客に対応するため乗車口と降車口が分かれています。
駅前に出てみると、ギョッ! 赤い顔の大きな天狗がこちらを睨みつけています。
鞍馬山には大天狗が住み「天狗の山」といわれています。その鞍馬山は牛若丸が修行した地ともされていますが、牛若丸に剣術を教えたのが大天狗だそうです。
同じく駅前には、昭和4年から平成6年まで活躍したデナ21形電車の一部と動輪が保存されていて、鉄道ファンの興味を引きます。
さて、この駅に来たならば、ぜひ鞍馬寺にも行ってみましょう。数々の文化財が収められ見どころ満載です。
鞍馬駅から土産物屋や食堂が連なる通りを進んで、鞍馬寺の山門(仁王門)まではわずか200メートル。
山門(仁王門)から出ている鞍馬山ケーブルは、鞍馬寺が運営し、しかも100円という格安料金で乗れる珍しいケーブルカーなので、ぜひ体験してみてください。
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