平成16年に市制施行した兵庫県丹波市。市の代表駅は南隣りの柏原駅ですが、市役所の最寄り駅はこの石生(いそう)駅です。市制施行した当初は丹波市の代表駅だったんですよ。
ー兵庫県・JR福知山線ー(Hyogo Pref・JR Fukuchiyama Line)
駅舎は戦前に建築された木造駅舎で、特徴的な丸窓に遊び心を感じますね。
駅舎内の窓口は閉ざされているので、無人駅? と思ってしまいますが、そうではありません。
この駅舎は「東口」で、線路を挟んで「西口」があるんです。そちらには窓口を兼ねた観光案内所があり、喫茶店もあるんですよ。ちなみに東口のレトロ感とは打って変わって西口の駅舎は綺麗です!
さて、東口駅舎の隣りには水車の模型があります。なぜこんなものがあるのでしょうか?
それはこの町にある、日本一のものに関係しているんです。
石生の町は中央分水界になっているんです。分水界とは、降った雨が日本海側と太平洋側もしくは瀬戸内海側へ流れる境界になっている場所のことです。ただし、ここはただの分水界ではなく、なんと日本一低い分水界なんです。
その高さは海抜100メートル程度で、こんな低い場所が日本海側と瀬戸内海側の境界になっているなんて驚きですね。
駅から東に約1キロのところにある「水分れ公園」は、森林浴や野鳥観察が楽しめる自然豊かな公園です。その中にある「水分れ資料館」では分水界について詳しく知ることができますよ。
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