ローカル線の立体交差は珍しいです!!ミニ秋葉原?!

長者原(ちょうじゃばる)駅は昭和63年3月に開業した駅で、ごらんのとおり立派な橋上駅舎を持っています。

ー福岡県・JR篠栗線ー(Fukuoka Pref・JR Sasaguri Line)

この駅の特徴、それは立体交差。篠栗線と香椎線がほぼ直角に交差しているんです。立体交差の駅といえば、東京の秋葉原駅や大阪の京橋駅など、都市部ではそう珍しくはありませんが、こういったローカル線ではとても珍しいんですよ。ちなみに、篠栗線は地上を、香椎線はその上を交差しています。

この駅ができる前は、篠栗線と香椎線の交差部には駅はありませんでした。もちろん以前から地元による駅設置の要望はあったのですが、篠栗線の隣駅である原町(はるまち)駅からわずか0.7キロしか離れていないので、国鉄が設置を認めなかったのです。
ところが、昭和62年4月にJRが発足。そしてその約1年後に晴れて長者原駅が設置されたというわけです。

開業時は小さな地平駅舎でしたが、行き違い設備の新設のため篠栗線ホームが片面ホームから島式ホームに改造されたのと共に、駅舎も平成13年8月に橋上駅舎にパワーアップしたのです。

ちなみに、この駅は糟屋町役場の最寄り駅です。駅名標に描かれている音符マークは何かというと糟屋町のシンボルマークなんです。音符で「かすやちょう」の頭文字の「K」を現しているんですよ。