茨城県最北の駅、それが大津港(おおつこう)駅です。
ー茨城県・JR常磐線ー(Ibaragi Pref・JR Joban Line)
駅舎は昭和29年4月建築で、平成25年3月にリニューアルされ、現在の姿になりました。
そんな駅舎ですが、入口の形がちょっと変わっていますね。しかも色が赤。これにはどういう意味れkがあるのでしょうか?
この地は、明治時代の思想家・岡倉天心ゆかりの地。晩年に駅から南東に約3キロの五浦というところに居を構えていました。そして、五浦の海岸には天心が明治38年に自ら設計したという六角堂が建っています。
そう、この駅舎の入口はその六角堂を模しているんです。赤い色も本物のイメージに近づけているんです。駅前には金魚が泳いでる池があって、そこにはミニチュアの六角堂があるので、見比べてみるとおもしろいですよ。
さて、本物の六角堂ですが、海に張り出した岸壁の上という特異な場所にあります。実は、明治38年に建てられたという六角堂は、東日本大震災により流失してしまい、現在のものは平成24年に再建されたものなんです。
風光明媚な岸壁に建つ六角堂は赤い色が映えてとても絵になり、一見の価値がありますよ。
駅前のレンガ造りの観光案内所「びすとれ」は大正初期に建てられたものをリニューアルしたもの。六角堂へはここでレンタサイクルを借りて行くのがオススメです。六角堂の近くには天心記念美術館もあるので、こちらものぞいてみてくださいね。
関連記事
■何かの建造物を模して作られたその他の駅舎
関連サイトの最新記事