京急逗子線の終点、それが新逗子駅(しんずし)です。逗子市役所の最寄り駅で、海水浴場のある逗子海岸へも約1キロと、生活・観光ともに利用価値のある駅です。
ー神奈川県・京浜急行ー(Kanagawa Pref・Keihin Electric Express Railway)
この駅、終着駅でありながら、ホームは片面しかありません。そして、駅舎は南口と北口の2つあるんです。
ドーム型をしたモダンな南口はホームの南の端にあります。
そして、上の写真が北口ですが、駅ビルがある北口は、ホームの北の端からさらに約100メートルもの長い通路を通ってようやくたどり着きます。2つの駅舎は約300メートルも離れているんです。
それにしても南口と北口、どうしてこんなに離れているんでしょう? 実はこの駅、もともとは2つの駅に分かれていたんです。
現在の北口は「湘南逗子駅」、南口付近は「逗子海岸駅」という駅で、お互いの駅は約400メートル離れていました。
プラットホームの長さは6両分でしたが、これを8両分の長さにするために、昭和60年3月に2つの駅を統合しその中間にプラットホームを新設、駅名を「新逗子駅」にしたんです。ホームを新しくしたにもかかわらず、出口は旧駅の場所のままなので、こんなに離れているというわけです。
2つの出口がこんなに離れていては不便なように思えますが、北口は市役所の最寄り駅およびJR逗子駅への連絡口として、南口は逗子海岸へのレジャーの玄関口として、それぞれ重要な役目を持っているんですよ。
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