鎌倉と藤沢の約10キロを結ぶ江ノ島電鉄、通称「江ノ電」。住宅の間をすり抜けるように走り、車窓に美しい海や緑を眺めることができることから、観光客はもちろん、地元の人にも愛されています。
ー神奈川県・江ノ島電鉄ー(Kanagawa Pref・Enoshima Electric Railway)
その江ノ電の中心的な駅が、この江ノ島(えのしま)駅です。全国的な観光スポットの江ノ島へは約1キロで、平成3年に改築された三角屋根の可愛らしい駅舎が、多くの観光客を出迎えてくれます。
さて、電車から降りて駅を出てみると、前方になにやらカラフルで小さなものが目に入ります。なにかと思ってよく見てみると…… えっ! 小鳥が服を着てる!?
そうです。駅前のステンレス製の小鳥が乗っている車止め、この商品名を「ピコリーノ」といい、全国でよく見かけるものなのですが、この江ノ島前のピコリーノはなんと小鳥が服を着ているんです!
これは、江ノ島駅の近くに在住している女性が、手作りで制作しているもので、以前駅の売店に勤めていたとき、冬に小鳥が寒そうしていたように見えたので何か着せてあげたいと思ったのがきっかけだそうです。
以来、毎月月末に、日焼けなどで汚れることが多い夏は月に2回着替えさせていて、もう10年以上続けているそうです。しかも、季節に合わせて毎回違った服を着せているそうで、今ではそれを楽しみにこの駅に来る人もいるそうですよ。
江ノ島に来たときにはぜひ気にとめてみてください。
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