世界一高い電波塔といえば何でしょう? そう、東京スカイツリーですね。平成24年5月にオープンし、高さ634メートルはギネスブックにも登録されています。
ー東京都・東武鉄道ー(Tokyo・TOBU Railway)
そんな東京スカイツリーの真下にある駅、それがとうきょうスカイツリー駅です。
もちろん、こんな駅名になったのはスカイツリーのオープンに合わせてのことで、実はとても歴史のある駅なんです。明治35年に「吾妻橋駅」として開業。明治37年4月にいったん廃止となりますが、明治41年に貨物駅として復活。
そして、明治43年に「浅草駅」に改称。浅草観光の玄関口としてにぎわうターミナル駅となったのです。
ところが、昭和6年に隅田川を越えて路線が延伸され、現在の浅草駅が開業すると、ターミナルだった今までの「浅草駅」は「業平橋駅」に改称され、単なる中間駅になってしまったのです。それ以来、とくに注目もされない目立たない駅だったのですが、そこへ東京スカイツリー建設の計画が発表されたのです。
その最寄り駅となる業平橋駅は、観光客の増加を見込んで改札口の増設や大型エレベーターの設置など、大改修することになったのです。
そして、平成24年3月、スカイツリーのオープンを前に駅名をそのものズバリの「とうきょうスカイツリー駅」に改称したというわけです。
リニューアル工事は4月に完了。そして5月にスカイツリーがオープン。商業施設「東京ソラマチ」もオープンし、東京の新名所として現在のように多くの観光客でにぎわう駅になったのです。
ちなみに都営地下鉄・東京メトロの押上駅もスカイツリーへの最寄り駅のひとつで「スカイツリー前」の副駅名がついているんですよ。
電車を降りてすぐにある、世界一の東京スカイツリー。存分に楽しんでくださいね。
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