オレンジやグリーンに塗られてとても現代的、でも形は古い木造駅舎。そんな不思議な駅が加賀笠間(かがかさま)駅です。
ー石川県・JR北陸本線ー(Ishikawa Pref・JR Hokuriku Main Line)
駅舎は大正時代に建てられたもので、駅前の植え込みもきれいに手入れされていて、そこにある池にはたくさんの金魚が元気に泳いでいるという、昔の良さを今に受け継いでいる貴重な駅です。
それがこんなにカラフルになったのは平成26年12月。駅の近くにある金城大学の学生さんのデザインによるものです。まるでレンガのように見えますが、なんと板壁にペイントしているんですよ。なんだかウキウキと楽しい気分になってきますね。
さて、この駅にはもうひとつ東口駅舎があるんですが、そちらにもステキな絵が描かれています。
そのペイントもやはり金城大学の学生さんの手によるもの。社会貢献実習として、傷みが激しくなった駅舎の外観を「街に溶け込み、人々に活力を与え、人々が集う憩いの場」というコンセプトで平成24年に描かれたものなんです。彼らの駅を愛する気持ちが伝わってきますね。
そんな加賀笠間駅ですが、いま大きな転機を迎えています。
駅の東口側には北陸新幹線が建設されますが、この加賀笠間には新幹線の駅を造ることが検討されていて、駅の雰囲気や周りの風景も一変することが予想されます。将来どうなるかとても気になりますね。良い方向に向かうことを祈ります。
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