駅ビルは取り壊され…15年以上仮駅舎のまま?!

「四国の玄関口は?」と訊ねられたら何と答えますか? 瀬戸大橋や明石海峡大橋が出来てその地位が薄れてきたとはいえ、やはり「高松」と答える人が多いのではないでしょうか?

ー香川県・高松琴平電鉄ー(Kagawa Pref.・Takamatsu Kotohira Railway)

その高松には、JR高松駅がありますが、実はもうひとつ、とても重要な駅があるんです。
それが、高松琴平電鉄の高松築港(たかまつちっこう)駅です。JRの高松駅とは約200メートル離れています。

私鉄とはいえ、高松の玄関口なのだから、さぞかし立派な駅舎なんだろうなと思ったら、おや? やけにシンプルで小さな駅舎ですね。
実は、この高松築港駅は以前はホテルや飲食店・土産物店の入るターミナル駅にふさわしい立派な駅ビルがあったんです。

そこへ市街地再開発のため、路線を高架化する計画がもちあがり、平成12年に駅ビルは取り壊され、跡地に高架化までの間に使用する仮駅舎が造られたのです。
ところが、鉄道の経営不振や県の財政状況の悪化から高架化計画は中止になってしまいました。つまり、この駅は仮駅舎のまま現在に至っているというわけです。

さて、改札を通ると、えっ! 目の前に石垣が!

実は、この石垣は高松城のもので、なんとこの駅はお城の敷地に造られているんです。駅のホームから、天守閣跡の石垣や、堀に架けられた屋根付きの鞘橋を見ることができる、とっても風光明媚な駅なんですよ。

この高松城跡は「玉藻公園」として一般公開されています。鞘橋も渡ることができるので、ぜひ訪れてみてください。

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