伊予鉄道の大手町(おおてまち)駅は、愛媛県の県庁所在地・松山市の中心部にある駅です。
ー愛媛県・伊予鉄道ー(Ehime Pref.・Iyo Railway)
駅舎は昭和46年12月築の駅ビルで、1階に駅施設が入っているほかは、賃貸住宅になっているんです。つまり駅に住むことができるというわけですね。
さてこの駅、鉄道ファンにはおなじみの、とても珍しいものが見られる駅なんです。
伊予鉄道には、普通の電車が走る郊外線と、路面電車が走る市内線がありますが、この駅はその郊外線と市内線の乗り換え駅になっています。そして、なんと、その2つの路線が直角に平面交差しているんです。
そう、「珍しいもの」とは平面交差のことなんです。
鉄道の平面交差は、かつては全国各地で目にすることができたのですが、衝突の危険が高いことから、立体交差化や路線廃止などでどんどん姿を消し、今では現役の鉄道線と軌道線が平面交差するのは全国でここだけになってしまいました。
やっぱり、この駅で平面交差を見ていると列車がぶつからないかちょっと心配になりますね。
そんな平面交差を見ることができる大手町駅には、JR松山駅から市内線で来ることもできますが、距離にして300メートルほどなので、のんびりと歩いてくるのもいいですね。
郊外線・市内線とも運行本数は多いので、しばらく待てば珍しい平面交差を列車が横切る様子を見ることができますよ。
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