釧網本線の北浜駅から浜小清水駅にかけては、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた長さ7キロ以上にも及ぶ砂丘地帯が続きます。これが小清水原生花園で、網走国定公園の一部であり、北海道遺産に選定されています。
ー北海道・JR釧網本線ー(Hokkaido・JR Semmo Main Line)
その小清水原生花園の中にある駅が原生花園(げんせいかえん)駅です。
毎年5月から10月にかけて営業する臨時駅です。昭和39年6月に仮乗降場として開業し、昭和53年10月にいったん廃止されましたが、昭和62年7月に営業が再開され、現在のログハウス風のかわいい駅舎が造られました。付近に民家はなく、観光のための駅なんです。
駅のすぐそばの小高い丘からは、濤沸湖など原生花園全体を見渡すことができ、遊歩道を進めばオホーツクの海岸にも出られます。また、濤沸湖側には馬が放牧されていて、木道を通って間近で見ることもできるんですよ。
駅名が示すとおり、駅の周囲にはハマナス、クロユリ、エゾスカシユリなどの草花が自生し、6月から8月にかけて色とりどりの美しい花を咲かせます。
花や景色を見ながら遊歩道を散策すれば、その美しさに時間が経つのを忘れてしまいますよ。
駅前にあるインフォメーションセンターでは食事をしたり土産物を買うことができます。観光バスも立ち寄るほどの人気スポットなんですよ。
ただし、臨時駅なので行くときは営業日をよく確認してくださいね。
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