裸祭りの町!駅前にはレアアイテムも!!

JR赤穂線にある西大寺(さいだいじ)駅は、昭和37年9月にレールが敷かれて開業した比較的新しい駅です。駅舎は昭和30年代の建築にありがちな平屋のコンクリート造りです。

ー岡山県・JR赤穂線ー(Okayama Pref・JR Ako Line)

「西大寺」といえば有名なのが「西大寺会陽」。一般に「裸祭り」と呼ばれています。日本三大奇祭の一つに数えられ、駅から約1キロ南にある西大寺観音院の境内で行われます。毎年2月の第3土曜日の夜に、約1万人ものまわし姿の男たちが宝木(しんぎ)を奪い合うさまは、寒さも忘れてしまうほどの大迫力です。

駅前広場の銅像も「裸祭り」がアピールされていますよ。

さて、西大寺駅に来て駅前の歩道を歩いてみると、ちょっと変わったマンホールがあるのが目に入ります。

角がとれて年季が入ったこのマンホール、よく見ると右書きで「西大寺市」と書いてあります。実は、西大寺駅は現在は岡山市になっていますが、以前は「西大寺市」だったんです。
つまり、このマンホールはこの地が西大寺市だったころからあるわけです。でも、そんなものがなぜ今でも残っているんでしょう?

昭和44年2月に西大寺市が岡山市に編入され、マンホールも岡山市のものに取り替えられたのですが、西大寺市が存在した証しとして1つだけ残したのがこのマンホールだそうです。
駅前の左手の歩道の真ん中にあるので見つけやすく、車が来る心配もないので安全に観察することができますよ。