宮城県亘理町は、阿武隈川の河口に位置する交通の要所として発展してきました。その亘理町にある駅、それが亘理(わたり)駅です。
ー宮城県・JR常磐線ー(Miyagi Pref・JR Joban Line)
駅の背後には巨大な城がドドーンとそびえ、その迫力に圧倒されます。
一見、この城が駅舎なのかと思ってしまいますが実際はそうではなく、平成6年3月に完成した「悠里館」という町の施設で、駅裏への自由通路も兼ねています。
駅は明治30年11月開業と歴史があり、駅舎は平成20年9月に「悠里館」に合わせて蔵風に改装されました。平成23年3月に発生した東日本大震災では海岸から約5キロ離れているため駅舎の被害はありませんでした。
さて、この駅の特徴はやはり背後の「悠里館」ですね。
1階の郷土資料館では亘理町の歴史を学んだり数々の出土品を見ることができます。2階は町立図書館になっていて、豊富な書籍を閲覧できます。最上階の5階からは町内を一望することができます。
この「悠里館」は、いまではすっかり町のシンボルとして定着しているんですよ。
また、亘理町は「はらこ飯」の発祥の地といわれているんです。
鮭を煮込んだ出汁で炊き上げたご飯に、鮭の身とはらこ(イクラ)をたっぷり乗せた料理で、伊達政宗公に献上したことで知られるようになった名物料理です。仙台駅では駅弁として買うことができますよ。
関連記事
■駅舎かと思いきや?のその他の駅
関連サイトの最新記事