和歌山県中部にある印南町。そのほとんどは山林ですが、南部には海や田園もある自然豊かなところです。
そんなのどかなところに印南(いなみ)駅はあります。
ー和歌山県・JR紀勢本線ー(Wakayama Pref・JR Kisei main Line)
駅舎は昭和5年12月開業時の昔ながらのものです。
この駅のホームに降り立って周りを見渡すと、思わず「エッ!」と声を上げてしまうようなものが目に入ります。
なんと巨大なカエルがこちらを見つめているんです。
これは駅裏の役場に向かう道路上に造られた橋で、その名は通称「かえる橋」(正式名称は「かえる大橋」)。地域づくり推進事業を財源に平成7年3月に完成しました。
柳の枝に何度も跳びつこうとするカエルを見て「努力、忍耐、飛躍」を悟った小野道風にあやかってカエルをモチーフとしたそうです。
「考える」「人をかえる」「町をかえる」「古里へかえる」「栄える」という5つの「かえる」から、多くの人々を呼び、町発展の願いが込められています。
この「かえる橋」は、駅から約150メートル。
大きく目立つ「かえる橋」の手前には「かえる小橋」もあります。
欄干のカエルのモニュメントなども楽しいのでぜひそばまで行って見てください。
町では毎年11月に「印南かえるのフェスティバル」が開催されます。町の特産品や加工品が販売され、漁船クルージング、芋ほりなどの体験もできますよ。
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