鉄道ファン必見! 将来に残したいレンガ機関庫♪

山陰本線と播但線が接続する朝来市の代表駅。
それが和田山(わだやま)駅です。

ー兵庫県・JR山陰本線ー(Hyogo Pref・JR San-in Main Line)

駅舎は昭和51年4月改築の3階建て。改札と待合室が2階にある橋上駅舎です。
以前は1階にレストラン、2階にKIOSK、ホームには駅弁・駅そば店がありましたが、いずれも閉店してしまい寂しくなってしまいました。
ただし、駅弁は駅前のななめ向かいに製造元の「福逎家」があり、そこで購入できますよ。

そんな和田山駅には鉄道ファンが大喜びしそうなものがあるんです。
かつて駅の北側には機関区がありました。いまでは線路もすっかり取り払われていますが、そこにあるレンガ造りの大きな建物、それが「旧和田山駅機関庫」です。

和田山駅は明治39年4月に播但鉄道の駅として開業。明治41年7月に八鹿駅まで延伸、明治44年10月に福知山駅へ延伸して和田山駅が分岐駅となったその翌年の明治45年にこの機関庫が造られました。
以来、約80年間にわたって蒸気機関車やディーゼル機関車の点検修理が行われてきましたが、平成3年に機関区が廃止され、以後は倉庫として使われてきたんです。

現在は屋根がなくなり廃墟のようになっていますが、明治時代の建築で、しかもレンガ造りの機関庫は全国的に貴重なものなので、なんとか保存して欲しいですね。
ちなみに、機関庫の近くは立ち入り禁止になっていますので、駅のホームから眺めるのが良いようです。跨線橋から見下ろすこともできますよ。