お祭りのときにだけ使える特別な出口!!

日本三大そうめんのひとつ「三輪そうめん」の産地の駅。
それが三輪(みわ)駅です。
「三輪そうめん」はそうめんの発祥の地といわれ、駅の周辺でも食べたりお土産に買ったりできます。

ー奈良県・JR桜井線ー(Nara Pref・JR Sakurai Line)

駅の開業は明治31年5月と歴史は古く、駅舎は大正3年4月に改築されたもので、入口あたりは何度か修理されているようですが、古くからのスタイルを保っています。
さて、この駅には本駅舎のほかにもうひとつ出口があるんです。

駅舎の対向側のホームを北側にずっと目で追っていくと、はるか先に小さな小屋があるのが見えます。
これがもうひとつの出口なのですが普段は柵があって行くことができません。いったいなぜこんなものがあるのでしょう?

この駅は大神(おおみわ)神社の最寄り駅でもあります。大物主大神・大己貴神・少彦名神を御祭神とし、五穀豊穣・商売繁盛・交通航海安全にご利益があります。
月次祭や年末年始には参拝客で駅が混み合うため、閉じられた柵が開かれ、この出口が臨時に使われるというわけです。
大神神社の入口である二の鳥居までは本駅舎から約450メートルありますが、この臨時出口からはわずか200メートルの近さ。とっても便利なんです。


駅舎の後ろに見えるのが「三輪山」

ただし注意しないといけないのは、この臨時出口からは入ることができないんです。お帰りは、駅前に喫茶店や土産物店のある本駅舎の方からどうぞということなのでしょう。せっかくなので三輪そうめんなどお土産にいかがでしょうか。