ー群馬県・わたらせ渓谷鐵道ー(Gunma Pref.・Watarase Keikoku Railway)
渡良瀬川の美しい渓谷に沿って走るわたらせ渓谷鐵道。起点の桐生駅から列車に揺られること30分から40分で、水沼(みずぬま)駅に到着します。
開業は大正元年9月。平成元年9月にJR足尾線から、わたらせ渓谷鐵道に転換されました。
列車がホームに侵入するといきなり「ゆ」と書かれたのれんが目に飛び込みます。そう、なんとこの駅は、駅のホームが温泉施設に直結しているのです。
施設の名称は「水沼駅温泉センター」。わたらせ渓谷鐵道の運営で平成元年12月にオープンしました。経営不振のため平成20年12月に一時休館となりましたが、利用者の熱い要望もあって民間会社が経営を引き継ぎ、平成21年4月に再開したのです。この温泉の売りは、窓が大きな浴室から眺めることができる渡良瀬川の大自然。露天風呂は渡良瀬川の釜が淵の河童伝説にちなみ「かっぱ風呂」と名付けられています。
館内は温泉のほか、軽食コーナー、土産物コーナーなどがあり、「お食事処わたらせ庵」では、鹿肉を使った料理や、桐生発祥といわれているソースカツ丼、上州うどんなど、ご当地ならではの食事が楽しめますよ。
ちなみにこの駅は、平成9年に「関東唯一の緑に囲まれた天然温泉付き(露天風呂)の駅」として関東の駅百選に選定されています。
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