駅から見える大鳥居!くぐるだけでご利益がありそう♪

岡山駅と総社駅とを結ぶ吉備線、愛称「桃太郎線」のほぼ中間点にあるのが備中高松(びっちゅうたかまつ)駅です。

ー岡山県・JR吉備線ー(Okayama Pref ・JR Kibi Line)

明治37年11月に中国鉄道の「稲荷」として開業し、昭和6年2月に現在の駅名の「備中高松」に改称しました。四国の高松駅と混同しないようアタマに「備中」がつけられています。駅舎は昭和55年12月に改築されたものです。
明治44年5月にこの駅から分岐して「稲荷山」に至る中国鉄道稲荷山線が開業しましたが、昭和19年に戦争により廃止されています。

この駅に降りて、ホームから北東の方向を見ると家並みの間に赤い鳥居が見えます。
「鳥居」といえば「稲荷神社」ですね。そのとおり、この鳥居は、最上稲荷(さいじょういなり)への参道に設置されているんです。この駅の開業時の駅名の「稲荷」は、最上稲荷参拝の下車駅ということが由来なんです。

さて、その赤い鳥居ですが、駅から約350メートルのところにあります。

昭和47年に建立されたもので、高さは27.5メートル、柱の直径は4.6メートルあり、かつては日本一の大きさを誇っていただけあって近くで見ると大迫力です。
最上稲荷へは鳥居をくぐって約2.5キロ。日本三大稲荷のひとつに数えられ(諸説あり)、縁結び、厄除、安産、商売繁盛など様々なご利益があります。
岡山県内では多くの信仰を集めていて、年末年始には参拝客で混み合い、臨時列車も運転されるほどなんですよ。