名古屋駅から中央本線で約40分、岐阜県多治見市の代表駅が多治見(たじみ)駅です。名古屋駅へ普通・快速列車が日中でも1時間に5本走り、太多線も分岐している利便性の高い駅です。
ー愛知県・JR中央本線ー(Aichi Pref・JR Chuo Main Line)
多治見といえば平成19年8月16日に当時の日本国内最高気温となる40.9度を観測したことで、ピンとくる人もいるかも知れません。
駅舎は平成21年11月に使用開始となった橋上駅舎です。
橋上化により新しくできた北口の駅前は、当初はなにもないただの空き地でしたが、その後整備が進み平成28年6月にステキな駅前広場がオープンしました。
「虎渓用水広場」と名付けられたこの駅前広場は、いくつもの植栽や水路を配し、まるで自然の中のようです。イベントを行えるステージやテーブル・椅子のあるテラス、屋台などの出店スペースがあり、市民の憩いの場となっています。「虎渓用水」とは明治35年に完成した土岐川から水田に水を引く農業用水のことです。
駅付近から3キロほど上流の土岐川で取水され、約400メートルのトンネルで弁天池に溜められた後、用水路で周辺の水田を潤しました。この用水路は多治見駅の北側まで延びていましたが、都市化の波により水田は住宅地となり、農業用水としての役目を終え、現在は暗渠化されています。
「虎渓用水広場」の水路は、実際の虎渓用水から水を引いているそうですよ。広場には屋根付きのベンチもあるのでちょっとした休憩に立ち寄ってみたらいかがでしょうか。
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