自然と調和したエコな駅 展望デッキから見渡す山々の絶景は格別

中央本線で山梨県のいちばん西にある駅、それが小淵沢駅です。JRで最高所を走る小海線の乗り換え駅です。

ー山梨県・JR中央本線ー(Yamanashi Pref・JR Chuo Main Line)

駅舎は平成29年7月に旧駅舎の塩尻方に新築された橋上駅舎です。ただし、橋上駅といっても駅裏に抜けることはできません。
周辺の自然に調和するよう内装・外装には木材を多用して落ち着いた色調に、外観は八ケ岳や南アルプスの山々と清流をイメージしたデザインになっています。

駅舎内には観光案内所、土産物店、交流スペースなどがあります。駅舎改築により撤退が心配された人気の駅そば・駅弁も継続して営業しています。
ホームは2面4線で1面は中央本線、もう1面が小海線です。旧駅舎時代は改札から小海線ホームまでは、地下道を通った後、さらに跨線橋を渡らなければならないという面倒な構造でしたが、橋上化により跨線橋1本に統合され不便はなくなりました。

さてこの駅舎、「エコステ」のモデル駅舎なんです。太陽光発電と太陽熱で駅で使う暖房・給湯をすべて賄えるそうです。

そして最大の目玉が屋上の展望デッキです。
目の前の八ケ岳をはじめ、甲斐駒ケ岳を代表とする南アルプス、奥穂高岳を代表とする北アルプス、そして富士山まで見渡すことができるんです。もちろん駅のホームを見下ろすこともできて、鉄道ファンにもうれしいスペースになっているんですよ。

自然豊かな土地に自然に優しい駅舎、とてもいい取り合わせですね。