赤い鳥居が一基のみ ちょっと寂しい神宮の最寄り駅

宮崎県の中心駅である宮崎駅の北隣の駅、それが宮崎神宮(みやざきじんぐう)駅です。大正2年12月に「花ケ島駅」として開業し、昭和29年11月に「宮崎神宮駅」に改称されています。駅名のとおり宮崎神宮の最寄り駅です。

ー宮崎県・JR日豊本線ー(Miyazaki Pref・JR Nippo main Line)

この駅、駅前に大きな国道の通るにぎやかな場所にありながら、無人駅で駅舎はありません。
以前に建っていた駅舎は、宮崎神宮を模した名建築として駅舎ファンに評価が高かったのですが、老朽化のため平成19年に惜しまれつつ解体されてしまいました。


旧駅舎

新駅舎はどんなものになるのかと期待しましたが、旧駅舎の跡地に建てられたのは、なんと一基の鳥居だけ。駅名の入った赤い鳥居は、宮崎神宮の最寄り駅としてふさわしいとはいえますが、ちょっと寂しいですね。

ホームは島式で、しっかりとした屋根が架かっているので駅舎は必要ないということなのでしょう。

留置線が2線あり、ホームからはときどき宮崎駅発着の列車が待機している姿を見ることができますよ。
さて、駅の出口から道路の向こう側を見ると、大きな鳥居が建っているのが見えます。そこが参道の入口で、500メートルほど進むと宮崎神宮に着きます。

神武天皇を祭神とし、家内安全・交通安全・恋愛成就などにご利益があります。境内にある樹齢400年以上といわれるオオシラフジは天然記念物に指定されているんですよ。