京都市内を流れる美しい景色の鴨川が高野川と分かれるあたりに出町柳(でまちやなぎ)駅はあります。
ー京都府・叡山電鉄ー(Kyoto Pref・Eizan Electoric Railway)
駅舎は平成5年6月に改築した「京阪出町柳ビル」で、叡山電鉄と京阪電鉄で共用しています。新しい建物でありながらどこかレトロな感じがします。
京阪電鉄のホームは地下にあり、京都の中心市街地を通り大阪の中心部である京橋や淀屋橋まで乗り換えなしで行くことができます。
さて、叡山電鉄のホームですが、こちらは地上にあります。
始発駅特有の3線の頭端式なのですが、ホームに列車が入ってくると……
あっ! あぶない!
ホームの先端が狭くて、列車同士がぶつかってしまうように見えて思わず声が出てしまいます。敷地が狭いためこのようなギリギリの配線になってしまったのでしょうけれど、それにしてもハラハラさせられます。
でも、慣れてしまえばその光景がとてもおもしろく思えてきますよ。
叡山電鉄は、八瀬比叡山口駅へ向かう叡山本線と、鞍馬駅へ向かう鞍馬線があります。
八瀬比叡山口駅からはケーブルカー、ロープウェイ、バスを乗り継いで世界遺産である比叡山延暦寺へ、また鞍馬駅からは天狗で有名な鞍馬寺へ、どちらも出町柳駅から乗り換えなしで行くことができるんです。
そんな有名観光地の玄関口である出町柳駅はいつも大勢の観光客でにぎわいつつ、ギリギリのホームでうまく乗客をさばいています。
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